「奈良の特等席」「時を彩る」と詠うだけあって、県知事公邸をリノベしたレセプション, ラウンジ, レストランの庭園を眺める空間が素晴らしい。「御認証の間」も修復され蘇っている。離れのカフェでは、これまた日本庭園の景観を楽しみながら夕方シャンパンとスナックをいただくという趣向が良い。食事もローカル色を出しながら創意工夫をこらした皿が多く十分楽しめた。客室は隈研吾監修とのことだが（いつものルーバーがまったくないぞ）、オーソドックスなプランで使いやすく、奈良ではトップクオリティだろう。窓が開かず、外の空気に触れられず、客室から庭に出れなかった（小さくてもテラスがあれば最高だが）のが唯一物足らなかった。ハードとサービスのバランスが良く、デザインで気をてらったとこもなく、ラグジャリーコレクションの名にたがわぬホテルだと思った

歴史ある建物が上質な空間として維持され目を楽しませていただきました。チェックインからチェックアウトまでのスタッフの方々の対応も素晴らしく、気持ちの良い時間を楽しむことができました。部屋もジュニアスイートの広く心地よい部屋にアップグレードしていただきありがとうございました。さすが、マリオットのトップブランド、施設もスタッフも「また泊まりたい」と思わせてくれるリゾートでした。